新規事業&オープンイノベーション

CVCを活用した新規事業への取り組み事例

企業がスタートアップに投資し、共に新しい価値を生み出す「CVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)」が注目されています。東海地区を代表する製造業である日本特殊陶業株式会社(現:Niterra)も、CVCを活用し、未来志向の新規事業への投資を本格的にスタートさせました。

2024年、同社は大手VCと共同で「Niterra 水素の森ファンド」を設立。運用期間10年、総額40億円規模のファンドで、水素や炭素循環に関わる最先端の技術を持つスタートアップへの投資を目的としています。具体的には、水素製造、貯蔵、利用、炭素資源の循環利用など、次世代の脱炭素社会を支える技術分野が対象です。
さらに自社の強みとスタートアップの技術を融合するため、愛知県小牧市の小牧工場内に約5,000平方メートルの実証フィールドを開設しました。このスペースでは、投資先企業とともに実証実験を行い、社会実装を見据えた製品・サービス開発が進められています。

このように、同社のCVC活動は、単なる資金提供ではなく「共創」によるイノベーション創出を目指すものです。
製造業を中心とする東海地域の企業にとっても、このようなCVCの活用は今後の成長戦略における重要なヒントになります。

キャピタルランチャーズでは、CVCファンドの組成支援から運営、スタートアップとの連携まで幅広くサポートしています。新たな挑戦を考える企業の皆さま、ぜひお気軽にご相談ください。

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